「WACATE 2019夏 ~納期半端ないって~」初参加の記録

お疲れ様です。前回の記事からだいぶ期間が空いてしまいました。。

2019/06/15(土)- 16(日) の2日間、テスト業界では名の知れたワークショップ WACATE に初参加してきました。
ので、感想なぞを徒然なるままに書き連ねてみたいと思います。

はじめに(求めているものが違う方はそっ閉じ推奨です)

本記事は テストのワークショップ WACATE に参加した際の感想だったり日記だったりに近いものです。
すごく濃密に技術漬けな 2 日間でしたが、この記事では技術的なことには触れない予定なのでご容赦願います。

「WACATE とは」とか「WACATE で使われた資料を見たい!」という方は以下の記事で丁寧にまとめてくださっているのでご参考までに。

qiita.com

panmania.hatenadiary.com

ということで私は徒然なるままに思ったことなどを書いていきたいと思います。

前日譚はビビりまくり

なんとかポジぺを書ききり提出したものの、人見知り&緊張しいがどうしても治らない私は、内心ビビっていました。

そして大方の予想通り(?)、前日に盛大に風邪を引くという大失態。
さらに当日は豪雨。なかなかに憂鬱な気分で電車に乗り込むのでした。(幸先が残念過ぎた。)

開始はちょっと過剰気味な緊張風味

まずは自己紹介タイム。
お隣の方が、Twitter でよくお見掛けする有名人だったので嬉しさ反面早速緊張して、だいぶ事故紹介気味になりました。

ここで学んだ定番の質問は「犬派か猫派か?」。便利だなー。
私調べだと、今のところ 7:3 で猫派優勢です。かわいいは正義。(だが私は犬派。犬かわいいじゃん。)

その後、席替えをして 2 回目の自己紹介。そっちはばっちりでした。
実行委員の方もこれを見越して自己紹介は二部構成にしたそうです。
(術中にはまったー。ありがとうございます!)

チームのポリシーを決めるのは「いいね!」

班分けされたグループごとに「どのようなグループにしていきたいか、そのために何をするか」を話し合うコンテンツがありました。

各人がネタを出し合い、議論しながら取捨選択していくのですが、挙がったネタの中で「共感する発言には『いいね!』をしよう」という意見があり、特に印象に残っています。
すぐに取り組める決め事って大事。

このネタですが「いいっすね!」など多段活用をいくつ作れるかといった遊びにも発展していくほど盛り上がり 私たちのグループの雰囲気を(良い方向に)向かわせる切っ掛けになってくれたと思います。

昼食は会話に夢中になりすぎて

1日目は海鮮丼、2日目は三種のカレー。おいしかったです。()

初日は、 ちょうど正面になった方と会話を楽しみつつのお食事。
この方は2 回目参加で、グループワークではファシリテートを担当してくださった人なのですが 話を聞くと、QA ではなくWeb 側の開発チームリーダーとのことでした。

ご本人はエンジニア気質とのことですが、チームの課題意識を突き詰めた結果、 開発ポリシー作ったり、チーム作りを進めたり、とまさにマネージャなお仕事をなさってるようでした。

かっこいいなぁと思いつつ、会話の中で開発者と QA で使う言葉や考え方に関して同じ部分、異なっている部分をそれぞれ感じたのを覚えています。 ちなみに最近、職場で開発者とプロジェクト内容以外でも会話する機会が増えたのですが、この体験のおかげです。

なお、途中から話に夢中になりすぎて食べるのが遅くなり、回りのメンバーを待たせることになったのは内緒です。 (グループの方々ごめんなさい。)

2日目はカレーです。 ライス, ターメリックライス、ナン、そしてマホロバ名物三種のカレー。 カレーの食べ方でクラシフィケーションツリー作る、というアイデアがあったのですが面白いですね。

ターメリックライスと甘いカレーの組み合わせは苦手だからこれはナシね!とかわがままを言う役をやりたいです笑

グループワークは奇跡のバランス

ここは別記事にまとめたいと思っているのですが、これだけはお酒の勢いで書いておきたい。

今回グループワークは非常にスムーズに進んだのですが、この件を後日自社の先輩に話すと大変驚かれました。
というのも、若手が集まるとやはり主張が強めで、ファシリテータが強制力を以て場を無理やり導くケースが多いからだそう。

そこで私はスムーズに進んだ理由を考えていたのですが、ふと思い当たったことがありました。 ファシリテータしか決めてないのに、自然と以下のように役割が分かれていたなぁ、と。

  • 確実に議論を前に進めるも、苦手な分野は有識者にしっかり託すファシリテータ
  • QA の知見を活かし、知見の浅い人も巻き込みながらテストプロジェクト(グループワーク)をリードする方
  • チームの雰囲気をより良い雰囲気に導くモチベータ
  • 状況に応じて議論を止めて、紙に書き出すことで全体の認識合わせを図る気配り上手さん
  • 決めるところをしっかり決める発表者な方
  • 私は誰?(何やってたっけか。)

そしてこれはきっと他のメンバーも共通認識で「これはこの人に任せておけば大丈夫、自分は自分の役割に注力しよう」 という信頼感があったのはないかと思います。各々の得意なことが奇跡的にかみ合ったというか。

実際にはお仕事上において、暗黙的な共通認識の上で物事を進めてしまうのは危険だけど
このグループワークのような感覚は、ずっと覚えていたい得難い経験だったように思います。

そして何より楽しかった。

後日譚は「次」へつながる感情を添えて

前日譚におけるビビり具合は杞憂に終わり、大変楽しいイベントになりました。 初参加の方が全体の 7 割位いらっしゃいましたし、慣れている方も優しい方ばかりなので、今二の足踏んでいる方にも是非煽rおススメしたいイベントです。

個人的には分科会をうまく回せなかったという課題も持ち帰れましたので、そこは次回に生かす、ということで。

また、帰りの電車が同じグループの方と一緒で、色々な話をして別れ際に再会を約束しました。 テスト業界で働いていれば再会の機会は間違いなくあるでしょうし、その日のために社外へ出ていき研鑽を積むことをモチベーションの一つとするのも、アリなんじゃないかな、と。

個人の振り返りもちゃんとやったよ!

オープニングセッションのコンテンツの一つに「WACATE」を通じて自身への課題を設定する、というものがありました。 そこで私は「テスト計画の立て方を学び、自身の業務に持ち帰る」という目標を設定しました。 せっかくなのでこの記事で振り返りたいと思います。

(経緯を書くと長くなりそうなので飛ばして結論に入ります。
基調講演はアイスブレイクから内容までステキすぎましたし、引き込まれる講演でした。)
結論としてテスト計画の立て方として以下の考えを持つようになりました。

テスト計画を立てるためには、色んなリスク(プロジェクトリスク、ビジネスリスク、プロダクトリスクなどなど)を分析し、 リスクの度合いを念頭におき「やること」「やらないこと」を定義し、進め方の ストーリーを構築し、関係者と共通認識を持っておくべき事項を書き出す。 その結果がテスト計画になるのかな、というのが現在の認識です。(文章が冗長。。) ただ、毎回必要になる情報はきっとあるので、そこは形式化しておこうね。(毎回ゼロから書くのは無駄なので。)

自身の考えが合っているかどうかは別として、翌日からのアクションプランが立てられたのことを以て目標は達成できた、 と言い切りたい。 そして、引き続き学びを継続しつつ明日から生かしていくのです。

感想

実は私、現在のプロジェクトがしんどすぎて、ちょっとテストが嫌いになりかけていました。
が、WACATE が終わった後は勉強してスキルを磨いていこうという思いが強くなっていました。 これが WACATE で得られる大きな成果のひとつなのかなぁという考えを抱いています。

何かしら改善のアイデアがあったり、次に打ちたい手があると仕事のモチベーションは高まっていくものだー、という こともありますし、そのための気づきを得る機会としても素晴らしいワークショップだったと思います。

最後になりましたが、実行委員の皆様、イベント参加を勧めてくださった皆様大変有意義な時間をありがとうございました。

(ここは間違っているぞ、などご指摘等ありましたらお手数ですがご教示のほどお願いいたします。)