【雑記】自動化というツールはどのような動機で選択されるのだろう
本記事の趣旨
最近テスト業界で盛り上がりを見せているという「AI」 だったり「自動化」というキーワード。 「テスト自動化」というビジネスではなく、業務効率改善の取組の一環ではあるが、 かかわる機会が出てきそうなので簡単に頭の整理をしてみたいと思いました。
自動化を試みる動機って?
「どんな取組も動機・目的を強く意識したうえで進めるのが大事」なので情報を集める前に このようなキーワードがどんなシーンで使われるのか、思いつく限りで挙げてみます。
動機 | 説明 |
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コスト削減 | 単純な作業などを自動化することで、該当作業にかかる人的コストを削減する。 |
納期短縮 | 人間が一日に作業できる作業量は決まっているので、終わらない作業を夜間などに自動実行させることで納期を短縮する。 |
開発物品質向上 | 期間や工数等の事情により行えない(回帰)テスト等を自動化しておくことで、より多くテストを行え、開発物の品質向上につながる |
テスト品質向上 | 専門的なスキルを必要とする難しいテストを、自動化しておくことでオペレーションミス等による「テストが期待通りに実行されないリスク」を防止する。 |
安全性の向上 | 人間が行うと危険な作業を機械に肩代わりしてもらうことで、作業者の安全を確保する。これも自動化だと思う。 |
得てして、自動化するための作業は手動で操作するより手間も時間もかかり、「納期短縮」を行える ケースは稀だと思う。ここでは、単純な操作の反復作業なんかを簡単なスクリプトで動かすイメージ。
「コスト削減」は、人的コストを削減することで、利益率向上を期するマネージャ層が選択しそうなイメージ。 あくまでイメージ。自動化作業にかけたコスト回収にどの程度の期間を要するのがポイントだと思う。
「開発物品質向上」は回帰テストを毎サイクル走らせることで、影響範囲の分析時に想定されなかった不具合を 検出できれば、その効果にひとまずは胸を張れる。
上記のようなことをまずは簡単な所からだなーとか、どんな動機で取り組むのか、身に着けるべきスキルは どんな物があるのかに思いを馳せています。 そして、職場で現在流行している「とあるDNS の本」を読む作業に戻る。
ノウハウのアウトプットというより日記になってしまった。 今、頭の整理をしたことで、いざ話をする必要がある時に、きっと今より整理して話せる。それも大事。
(おしまい)